10年くらい前までは、ハンドメイド教室を自分で開催するという場合、まず一番最初に思い浮かぶのはカルチャースクールで教室を持つことでした。
また、カルチャースクールで教室を持っているというのは、ハンドメイドの人からすると、ちょっとしたステイタスでもあったわけです。
ですが、最近は手軽に気楽に出店できるハンドメイドイベントがたくさんあるので、カルチャースクールで自分の教室を持とうと考える人は多くありません。
カルチャースクールで教室を持つ場合、面談や手続きなどいろいろと面倒なこともありますので、カルチャースクールにネガティブな感情を持つ人もいます。
わたしもその気持ちは、とても理解できます。
ですが、あえて言いたい。
ハンドメイドの教室を運営したい人は、ぜひカルチャースクールで教室をもってみてほしいです。とくに初心者のひと。
カルチャースクールでの教室運営は、手続きなど面倒なこともありますがですが、よいこともいろいろとあります。
ということで、今回はカルチャースクールで自分の教室を持つメリットをご紹介します。
教室の場所を確保してもらえる
カルチャースクールで教室を持つメリットはいくつかありますが、まず一番は「教室の場所を自分で探さなくていい」です。
カルチャースクールで教室を持つ場合、カルチャースクールの施設内で教室ができます。
自分でハンドメイドの教室を開催する場合には、会場も自分で探すことになりますが、これがなかなか大変です。
レンタルスペースを教室用に借りる場合でも、自分の思うような立地、使用できる日時、レンタル料金など、自分が使いたいと思うような会場はなかなか空きがありません。
その点、カルチャースクールなら、自分で会場を探さずに駅前などにあるカルチャースクール内で会場を確保することができます。
無料で広告を出してくれる
カルチャースクールでは教室の告知をカルチャースクールが行ってくれます。
新聞折込でカルチャースクールの広告を見たことがありませんか?
あの新聞折込広告に教室の宣伝をしてもらえます。しかも無料で!(正確には無料ではありませんが、直接広告費用を支払うことはありません)
ハンドメイド教室を自分主催で行う際に一番苦労するのが生徒さん集めです。
カルチャースクールなら、それをカルチャースクールが行ってくれます。
技術、レパートリー数が向上します
カルチャースクールで教室を持った時、定期講座であれば月1回、開催することになります。
毎月生徒さんが通ってくれてとても楽しいのですが、毎回違う作品を作らなくてはいけないので、これがなかなか大変です。
しかし、これ、自分自身がかなり上手になれます。
ハンドメイドイベントへの出店であれば、自分のペースで活動することになるので、とても気楽です。そのかわり「自分ができるだけ」の活動になるので、なかなか成長しません。(成長には若干の苦しみが伴うものです)
カルチャースクールでは、月1回、責任をもって開催することになるので、成長せざる負えない状況になります。
1年間、カルチャースクールで教室を続けることができたら、技術も作品レパートリーもかなり向上します。
カルチャースクールの場合、ガッカリするのは生徒さんが集まらずに教室が開講にならないことです。しかし、教室が開講にならなくても、誰かに怒られることはありません。
自分が少しだけ傷つくだけで教室の場所代、広告代、自分では一切損しません。
なので、ハンドメイドの教室をやりたい!という人は、イベント出店と同様に、気軽にチャレンジしてみるのがおすすめです。^^